ブライダル

結婚指輪のデザインは機能美を優先


デザインを選ぶ

どんなに気に入ったデザインでも、着け続けられなくなることがあります。その理由の第一位は着け心地によるもの。見た目のデザイン性ももちろん大事ですが、毎日着けてデザインのせいで我慢したり使い勝手がよくなかたりすると、はずさなければならない場面にでくわします。それをきっかけにもう一度着ける機会を失うといったことが起こり、長年着けるはずだった結婚指輪をはずしてしまうということになるのです。
結婚指輪は飾り物ではありません。記念のときだけのしるしでもありません。
結婚した、既婚者だと判別されるための標識でもありません。お互いを肌身離さず一緒に居たいという分身のようなそのカップルなりの意味をこめた大事な指輪です。
だからこそ毎日着け続けるもの。
タンスにしまっておいてたまに一緒に外出するときだけという単なるシンボルとして結婚するときに買う行事的なものだというなら、耐久性の無い貴金属でもいいかもしれません。

機能美というのは、見た目よりも使ってなお美しさがひきたつデザインのこと。
指という居場所にしっくりこなければ存在の意味を失う、それが機能美。

希少性や換金性のあるプラチナや金、銀という貴金属製の結婚指輪も伝統的に選ばれてきました。でもそれは、宝飾業界に誘導されてきた面が多分にあるのです。実際に百貨店で販売されているプラチナ製の結婚指輪にはロジウムメッキが施されています。外見はプラチナにロジウムが掛かっているのかシルバーにかかっているのか判別はシロウトには難しいほど、外の殻がついているわけです。
おまんじゅうの皮は同じロジウムで、どんなプラチナあんこなのか、シルバーあんこのおまんじゅうなのか差はわからないままロジウムの皮をかぶったロジウムコーティングの指輪を使い続けているわけです。そして何十年もたてばコーティングの運命は明らかです。

「プラチナ=価値の高いもの」というのはジュエリー業界による長い洗脳から、現代のひとたちはようやく解き放たれ始めてチタンを選び始めているのだと思います。
何はともあれ結婚指輪は機能美優先で。

ショップまわり

メンズブライダルリング主体で選んでいるカップルもいれば、レディース先導で選んでいるペアも。

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