ブライダル

伝統的に貴金属の王道をいくプラチナ

先輩花嫁も両親も変わらず着けている。日本に限ってプラチナ製がもっとも主流です。

富の象徴のような黄金色、こがねいろという派手な印象とは逆の品のある白というイメージが根底にあり、本来のグレーなプラチナにさらにロジウムをかけた白っぽいプラチナという印象で不動の人気があります。

ワイドレンジなデザインのバリエーション

職人によって柔軟にいかようにも加工のできる自在な細工
プラチナ泊入りのチョコレートや金箔入りのお酒があるように、限りなく薄く延ばせる金属という柔軟性。

貴金属の頂点に立つ高価な金属プラチナ。
日常使いの傷も気にせず家事のときにもつけっぱなしにするのであれば、せめてワイングラスを洗う時だけははずしたいもの。
食器はディッシュウォッシャーに任せても大切な記念のシャンパングラスを手で洗うなら、指輪に当たらないような配慮を。純度の高いほど高価な反面、ゆがみやすいデリケートな金属だから大切に。Pt1000に比べ、プラチナ900、さらにPt850と、純度が下がるほど実用的になりますがそれでも大変デリケートですのでジュエリーとして大切に扱いたい素材です。

プラチナは工業用の金属
最も結婚指輪に不向きな金属プラチナ

『プラチナは工業品としての需要が大半で宝飾品としての需要は日本がそのほとんどを占めている』と複数の貴金属関連サイトで記載があるのは何故なのでしょうか?
/知恵袋質問から抜粋

ヨーロッパジュエリーのブランドでもプラチナ製品の扱いはありますが、主に日本仕様だと思います。
セレブがハイジュエリーを使用するときは、パーティへの列席などの特別な時であり、普段用には使わないと思います。そういう時だけだからこそプラチナでもOKと言う事で使用する程度です。そのくらいプラチナは耐久性に欠けています。・・・
日本のジュエリー業界では、ブライダル製品が売上の大半を占めます。業界全体の売上高を上げるために「できる限りプラチナを売って利益を多く出そう」と云う暗黙の了解があったと思います。そのために、プラチナが最高級素材であると日本人にインプットされてしまい、プラチナの欠点は知らされていないと言う、ある部分、情報操作されてしまっているのが現状だと思います。
確かに、プラチナは加工していても色が綺麗だし、素材として美しいと思うのですが、耐久性を考えると、もっとも結婚指輪には不向きな素材と言えます。だけど、それは日本人には知らされていないです。
とにかく、プラチナは柔らかい、すぐに傷つく、薄い地金だったらすぐ曲がる、しかも重たいので自動的に値段が高くなる・・・あまり宝飾品としてのメリットがありません。
ですから、ハイジュエリーに使用される分には納得が行きます。
これはジュエリー業界も悪いと思いますが、日本人は情報操作されている・・・と心底思います。以上プラチナの事情について知恵袋のベストアンサーより抜粋

プラチナの指輪が1日で傷になってしまった例

プラチナの結婚指輪は誰もが歪むのがあたりまえ

レジ袋を持ったり、電車の吊革につかまったりで正円から楕円になり易いデリケートな素材がプラチナです。結婚3年で結婚指輪が楕円に新居への引っ越しや部屋の模様替えでベッドを動かすときにぐにゃっと曲がったり、自転車のブレーキで四角くなっているという声もあります。何回も歪みを直していると金属疲労で割れてしまう場合もあり、たんすに保管されたままにならないように。特にメレダイヤがついているプラチナリングは品質の高い、白金純度の高い指輪ほど曲がり易いため、力の入りそうな動作をする際にははずして大切にしましょう。

たんぞうとちゅうぞうの違い「鍛造」VS「鋳造」

たんぞうは硬くちゅうぞうはやわらかいという誤解を与えかねない説明や広告がありますが、実際に量産で市販されているプラチナリングの97%はちゅうぞうで作られており、ブライダルジュエリーショップに工房が併設されているアトリエであればたんぞうかどうか実際に見て確かめることもできます。ハードプラチナでもちゅうぞうであれ、たんぞうであれプラチナという金属の硬度はプラチナ素材の範囲になります。ハードというネーミングやたんぞうという手法で魔法のように硬さが激変したり変質したりと誤解させ過度に宣伝されることに対しては正しい知識が必要となります。傷付きづらいはずなのに、日常生活でも傷付く鍛造指輪の不思議

プラチナと金とパラジウム

金とプラチナ価格のチャート

金よりも高価だったはずのプラチナ価格は金にその地位を奪われました。長期的展望は誰も示せませんが、プラチナが枯渇するというのは思惑を含んだ誤った情報です。くわしくは経済産業省の資料(*k)をご覧ください。

金とプラチナの特性:(以下/金よりも安い「プラチナ」投資はお得か?プレジデントより抜粋---


決定的な違いは、金には通貨としての側面があり、プラチナにはないということ。1971年8月まで米国が金本位制を採用していた名残から、現在でも有事の際など不安要素が大きいときには金が買われやすい。それは多くの国の中央銀行が所有する外貨資産の一部に金を組み入れていることでもわかる。その一方、日本を含め、プラチナを所有している中央銀行はない。 需要量も圧倒的に違う。金の年間需要は世界全体で4000トンほどだが、プラチナは200トンほどと金の20分の1程度しかない。しかも、そのほとんどが産業用だ。プラチナは主に自動車の排ガスを除去するための触媒として利用される。結果、好景気で車がよく売れるときには、需要が増える傾向にある。---以上プレジデントより抜粋

プラチナ価格の下落の原因

かつて、自動車は有害な排気ガスを出す、公害の元凶だった時代がありましたが、排ガス規制とプラチナのおかげで、排気ガスはきれいになりました。
排ガスの出ないEV自動車にシフトしていくことで、白金(プラチナ)の需要は減っていく先行きの見通し

白金(プラチナ)代替触媒の「カーボンアロイ触媒」実用化/日本経済新聞

フォルクスワーゲン(VW)の排ガス偽装からのプラチナ下落の理由は、安く放置されていたパラジウムに目をつけ、プラチナからパラジウムによる触媒に乗り換えたことで、パラジウムの需要が上がり、プラチナの需要が減っていきました。プラチナの大きな需要はジュエリーではないという事実

プラチナの需要を目的別にみると自動車の排ガス浄化装置の触媒が40%ジュエリーは35%

バウリニューアル

VOW RENEWAL バウリニューアルと指輪

結婚したときにマリッジリングを作らなかったカップル

結婚10年目を祝う、感謝をこめた指輪
結婚指輪を新調する

一番多いのは式を挙げなかったカップル
プラチナからチタンへ 結婚したときに作ったプラチナが数年着けて歪んでしまったので、チタンで作り替えるというカップルも。デザイン重視のおしゃれな指輪ならプラチナが選ばれます。自在なデザインができるメリットと同時に変形しやすいというデメリットも押さえておきたい点。チタンの硬さに対して”素材は硬ければいいというものでもない”というのは結婚指輪にはあてはまりません。愛が強いほど良いように、結婚も変形しない方が良いのです。

一番頻度の高い結婚指輪を、プラチナで製造する日本が、そもそも誤っている

プラチナの指輪が傷にならないために気を使う点は?

指輪の傷の原因となりえる生活の中で、またはレジャー手で握るもの

プラチナの指輪にゆがみを生じさせるもの

  • ざらざらした壁、スチール製の玄関ドアやエレベーター等の建築物、ステンレス製のシンク、公園の鉄棒、ジャングルジムブランコ、滑り台
  • 鉄鍋、鉄の柄のフライパン、握る部分がステンレス製の包丁やガーデニングのスチール製のスコップ
  • 砂場や海岸の砂、ゴルフやサイクリングなどスポーツでにぎるもの
これら握る動作やつかんだり運んだりといった動作によってプラチナリングがダメージを受けないように、貴金属ジュエリーとして十分配慮してあげましょう。

プラチナによる金属アレルギー

プラチナに起因する金属アレルギーを起こす方

原因はプラチナとともに使われるブレンドされた金属、表面に使われたパラジウムも疑われます。 チタンを表面にコーティングするという対策

金属の背後霊とは?~プラチナで幸せになるために~

プラチナが希少資源で枯渇するといった報道は事実でなく、プラチナは枯渇の心配が少ない金属。(*k) レアメタルの供給や需要に関する今後の展望 - 経済産業省

鉱物資源レアメタルについて資源エネルギー庁

プラチナはどのくらい珍しい希少な金属なの?

レアメタルの環境背後霊とは?

プラチナの世界にある埋蔵量は48,000トンとわかっていますが、その年間需要量が約200トンであることを考えると、単純計算で240年は枯渇の心配がないことになります。プラチナは希少で枯渇すると言いたい、高騰して利益を得たい人々によって情報が操作されています。
枯渇しないからといって無尽蔵に使ったらどうなるでしょうか?環境が破壊され、プラチナを得るためにたくさん掘られてプラチナ以外の採掘残土は捨てられる、金属にとりついた背後霊が増えていくことになってしまいます。プラチナの結婚指輪となって活かされている白金の量は少量かもしれませんが、実はその何万倍もの環境の開発が背後に隠れている事を忘れていては幸せになれません。そのような隠れた環境の攪乱量を端的に表されるワードとして「環境背後霊」が言われています。海外ではエコロジカルリュックサックと言われています。

資源エネルギー庁

経済産業省 資源エネルギー庁より「世界の産業を支える鉱物資源について知ろう」

白金族の金属の良質な鉱山というのは、南アフリカやロシアなどのごく限られた国に極端に偏っています

燃料電池車など先端技術産業には欠かせないプラチナは南アフリカに80%という偏在性があります。

南アフリカのMarikanaマリカナのプラチナ鉱山。写真:Jason Larkin / Institute
南アフリカでは貧困と飢えが住民をプラチナ鉱脈の鉱夫へと追いやり、低賃金と苦しい労働が鉱山でのストライキを起します。プラチナ採掘の発展は工業的勝者と敗者を生みだしている記事があります。プラチナは大きなエコロジカルリュックサックを背負っていて、その中にはこの鉱山からの残土の背後霊が詰まっています。


”資料”貴金属のリサイクル技術資源と素材

素材にはどんな金属がある?

ビューティ

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